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【配信&来店イベント】2023/4/8(土)17:00〜 「第3回 随筆かいぼう教室 〜“文”の“芸”について考える」:柿内正午(ゲスト、会社員/文筆)わかしょ文庫(作家)、宮崎智之(フリーライター)
双子のライオン堂店主 2023.04.08
誰でも

本日開催のイベントのご案内です!

【配信&来店イベント】2023/4/8(土)17:00〜

 「第3回 随筆かいぼう教室 〜“文”の“芸”について考える」

柿内正午(ゲスト、会社員/文筆)わかしょ文庫(作家)、宮崎智之(フリーライター)

http://ptix.at/orHS1x 

現代において随筆とは何なのだろうか――。

イベントがきっかけとなって、各所で反響が広がっている「随筆かいぼう教室」の第3回目を開催します。

最近になって、随筆、エッセイ集の出版が相次いでいます。「文学フリマ 」が動員を増やす中、新しい書き手がたくさん登場しており、それらの書き手の作品を扱ったり、フェアを組んだりする書店が多くなりました。さらに、商業出版のシーンでも新たな随筆、エッセイレーベルが立ち上がるなど、時代を象徴するムーブメントに発展する兆しが見えています。

一方、随筆や日記文学には、自己開示、つまりは「自己をどれだけ曝け出すか」や書き手の周囲の人も含めたプライバシー、より強い刺激のある方向に内容が傾きがちといった問題があります。それらは随筆や日記文学にはつき物の宿命的なものなのか。それとも“文”の“芸”で乗り越えていけるものなのか。疲弊せずに書き続けるためには、どう工夫したらいいのか。

そこで今回は、ゲストに会社員で「町でいちばんの素人」を自称し、ZINE の制作や商業媒体への寄稿などの文筆活動を展開している柿内正午さんを招き、随筆、日記文学という文芸ジャンルにおける現代的な問題や、必要となってくる“文”の“芸”について議論します。

ZINEをつくる魅力や、文章を書く、読む楽しさの話題に加えて、さらに随筆を「かいぼう」し、三人が影響を受けた作品、新しい書き手の作品などを紹介しながら、随筆、エッセイ、そして詩歌、小説、批評なども視野に入れた「言葉」の問題について深掘りしていきます。作品の楽しみ方を知りたい人、自分で書いてみたい人、「言葉」に興味がある人など、たくさんの人に集まっていただき、ともに考えていくイベントにしたいと思っています。

また、主宰のひとりである宮崎智之さんは、「書くためには読まなければいけないことは自明です。ただし、書くために必要となる文化的バックボーンは、いつからでも身に付けることが可能です」と語ります。文学作品の引用を散りばめた随筆を得意とする宮崎さん、著書に『プルーストを読む生活』(H.A.B)がある柿内さん、読書をきっかけにした紀行文学『うろん紀行』(代わりに読む人)を上梓した作家のわかしょ文庫さんは、どのように文化的バックボーンを身につけてきたのか、もしくは身につけようとしているのか話を伺います。

そもそも日本には三大随筆(枕草子、方丈記、徒然草)があり、随筆はメジャーな文芸ジャンルのひとつでした。一方、学校で習う近代以降の文学史では、詩歌、小説、批評と比べると扱いが小さくなっている印象があります。そんな状況の中、「随筆復興」という理念の元、この連続イベント開催を企画しました。

イベントは有料オンライン配信に加え、来店での観覧も若干名、募集します。新しいコンセプト、シーンが形成されていくダイナミズムを、ぜひ体感してください。お見逃しなく!

・柿内正午(かきない・しょうご)

会社員。「町でいちばんの素人」を自称し、ZINE の制作など文筆を中心に活動。

ポッドキャスト「ポイエティークRADIO」毎週月曜配信中。著書に『プルーストを読む生活』(H.A.B)。Twitter: @kakisiesta

・わかしょ文庫(わかしょぶんこ)

1991年、北海道生まれ。作家。著書に『うろん紀行』(代わりに読む人)がある。『小説すばる 2023年2月号』に「ペットを食べる」を寄稿。

Twitter: @wakasho_bunko

・宮崎智之(みやざき・ともゆき)

1982年、東京都出身。地域紙記者として勤務後、編集プロダクションを経てフリーライターに。新刊に『モヤモヤの日々』(晶文社)、山本ぽてととの共著『言葉だけの地図 〜本屋への道のりエッセイ』(双子のライオン堂出版部)、既刊に『平熱のまま、この世界に熱狂したい』(幻冬舎)、共著『吉田健一ふたたび』(冨山房インターナショナル)、『中原中也名詩選』(田畑書店)など。主な寄稿先に『文學界』、『週刊読書人』など。 Twitter:@miyazakid

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日程:2023/4/8(土)17:00〜19:00 *延長あり

費用:オンライン:1000円、来場:2000円(限定4人)

場所:双子のライオン堂&配信

(オンラインチケット購入者には配信用のURLをお送りします)

主催:双子のライオン堂

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