分割読みの恐怖。または、クラウドファンディング終了まであと15時間!

クラファンを一緒にやっている作家の藤井青銅さん。リーディンライティングにて。
みなさま
ご無沙汰しております。
百年残る本屋へ、双子のライオン堂の店主の竹田です。
当店では、最近読書会を月に15回くらい開催しております。
なので、たくさん本を読んでいるように思われるんですが・・・、実際はそんなには読んでないんですね。
うちの読書会は、一冊の本を分割して読むの形式を採用していて、だいたい一回に30ページくらいを読んできて、その間に書かれていることについて深く話していきます。
ぼくは本を読むのが遅いので、このやり方がとても助かります。
実は、コロナ前までは1冊の本を丸っと読んでくるタイプの読書会をずっとやっていました。
それも月に10回くらい。
これが厳しかったんですねー。
よくやってましたよ。
なんで出来ていたかといえば、一緒にやってたメンバーが読書の天才だったからです。読書会の天才と言ってもいいかもしれません。
それで引っ張ってもらって。
正直、哲学の難しい本が課題本の場合は、全体に目は通していくけど、聞き専になるのもありました。
まあ、それでも楽しめるのが読書会なんですけどね。
ただ・・・、コロナでオンラインがメインになったり、読書の天才がお休みになったり、本屋以外の仕事が忙しくなったり、ぼくに子供が生まれたりして、なかなか1冊の本をまるっと読むのを月に10回は難しいなと。
でも読書会は、ライオン堂の、というか僕のライフワークになっていたし、軸だなと思っていたから、辞めたくない。
そんな時、作家の友田とんさんと「百年の孤独」の読書会やりましょうって話しになって、一回じゃもったいないから、一章ずつやろう、と。
「百年の孤独」は、20章あるので、20ヶ月かけて読書会をしてみたら、ほんと楽しかったんですね。
これに味をしめてどんどん読書会を増やしてなっていったんですよ。最初にも言いましたけど、30ページだけだからって思うと、楽だなあ、ってなるじゃないですか。
これなら2つ目やってもいける!ってなって。
30ページ増えるだけだから合計しても60ページだし、まだまだ余裕みたいな。
すると今度は「この本で読書会をやりたいです」って言う人が出てきて。
まぁ、30ページ増えてもまだ90ページだからね。
やりましょうって安請け合いして。
それが、気づいたら今15本あるのですよ。
450ページ、分厚い本1冊分くらいですね。
もちろん、これまでに比べたら10冊読んでたわけですからだいぶ楽なんですけど・・・。
分割払いとかリボ払いとか、怖いなぁって思いましたね。
ちょっとずつだから大丈夫だと思って、気づかぬうちに借金が膨らんでいる。
最近、外部で読書会の司会をすることも増えてきてて、そこでは1冊まるまる読むタイプの読書会が多いので、そろそろ限界かなと思っているんですよね。
でも、やりたい本がいっぱいあるし、最近各社がムック本、100ページくらいの薄い入門書のシリーズを刊行し始めていて。薄いしこれならいけるねって・・・。
読書の分割も、計画的に。
さて、長い前置きになりましたが、このレターの真の目的は、いま行なっている本の復刊に関するクラウドファンディングの最後のお知らせです。
双子のライオン堂では、作家・構成作家の藤井青銅さんと「ラジオな日々」を復刊するプロジェクトを行なっております。
プロジェクトの一部始終をYouTubeで公開するという画期的な?企画になっておりまして、紆余曲折ありまして、「ラジオな日々」は朝日文庫から復刊されることとなりました。しかし、一度初めてしまった企画を途中で辞めてしまうのはよろしくない、と思いまして。
愛蔵版という形で復刊しようと計画変更し、クラウドファンディングを立ち上げて、今日その締切日となっています。
詳細は下記「うぶごえ」のプロジェクトページをご参照くださいませ。
残りあと15時間です。
どうぞ、ご協力のほどよろしくお願いします!
以上
またレターを送ります。
双子のライオン堂
店主・竹田
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